書評<「正直不動産」勝手に解説!その3ーローン特約ー>

橋渡しをするのがわれわれの役目です
(「正直不動産3」より)

ユーモラスに「不動産仲介業」の実態を描く漫画、「正直不動産」。コミカルに描く分、用語の解説が少なかったり、素人目にも結構大げさに描写されている部分があると思い、正直不動産に登場した内容を解説するため立ち上げた今回の企画。



媒介契約、敷金返還請求と取り上げてきましたが、3回目は「ローン特約」を取り上げます。本来はサブリースを取り上げる予定だったのですが、こっちが先に書き上がってしまいましたので、予定を変更して更新いたします。

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書評<「正直不動産」勝手に解説!その2ー敷金返還請求ー>

相場に比べて安すぎるのは、必ず理由がある
(「正直不動産1」より)

ユーモラスに「不動産仲介業」の実態を描く漫画、「正直不動産」。コミカルに描く分、用語の解説が少なかったり、素人目にも結構大げさに描写されている部分があると思い、正直不動産に登場した内容を解説するため立ち上げた今回の企画。


前回の記事では媒介契約についてお話しましたが、第二回のテーマは、「敷金返還請求」です。

賃貸物件において、退去時に戻ってくるはずの敷金。悪徳オーナーになるとあれこれ理由をつけて返してくれず、トラブルの種になるのですが、例えばどんなトラブルがあるのか?対抗策にはどんなものがあるのでしょうか?考えてみましょう。 “書評<「正直不動産」勝手に解説!その2ー敷金返還請求ー>” の続きを読む

書評<「正直不動産」勝手に解説!その1ー媒介契約ー>

千の言葉の中に、真実はたった三つってことだ
(「正直不動産1」より)

私は近頃、建築・不動産のマンガを集めているのですが、先日ユーモラスに「不動産仲介業」の実態を描いているマンガを見つけました。

そのタイトルは、「正直不動産」

家や不動産に手を付ける前に、すべての人に呼んで欲しい一冊です。が、コミカルに描く分、用語の解説が少なかったり、素人目にも結構大げさに描写されている部分があると感じました。

というわけで今回、正直不動産に登場した内容を、勝手に解説してみようと思います。第一回の今回のテーマは「媒介契約」です。

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マンガ「クロサギ」と学ぶ不動産<家賃詐欺編>

家賃詐欺とは

日本における一人世帯の割合は増加傾向にあり、今後ますます増えていくでしょう。

一人世帯で家を持つ人は少数です。
賃貸アパート、マンションに住む人が大半。

そんな社会の変化に伴い、危険性を増大させている詐欺が「家賃詐欺」です。

家賃なんて、月末に決まった値段を振り込むだけで、普段意識しないもの。これをそっくり奪ってしまう「家賃詐欺」は、現代の暮らしを巧みに利用して行われます。

今回はこの家賃詐欺について、マンガ「クロサギ」と一緒に、家賃の仕組みを今一度考え直してみましょう。 “マンガ「クロサギ」と学ぶ不動産<家賃詐欺編>” の続きを読む

マンガ「カイジ」で学ぶ建築<地盤編>

カイジの「ビル傾け」は可能なのか?

ギャンブル漫画として言わずと知れた「カイジ」
映画化などもされましたので、漫画を読まない人でも名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?

そのカイジにて登場するギャンブルの一つ

 
千倍台、一玉4000円、パチンコの王、「沼」

この沼はカジノ側の仕掛けにより絶対に玉が出ないようになっていますが、カイジは「ビルを傾ける」奇策でこの沼を攻略します。

このトリックについては、ツッコミを入れた方は多いのではないでしょうか?あくまで創作作品ですから、細かいことを指摘するのも野暮ではあります。ただ、「たかだか20トンで建物が傾くのか」というのはかねてより疑問に思っていましたので、ちょっと調べてみました。(誤解ないよう言っておきますが、私は「カイジ」は大好きな作品です)

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マンガ「匠三代」で学ぶ建築<幼老複合施設編>

老人ホームの抱える問題

人生の終活を考えた時、頭を悩ませることが介護の問題です。

自宅の畳で臨終を迎えることが少なくなった現代、多くの人が老人ホームや病院で最期を迎えています。ところが、この老人ホームは現在数多くの問題を抱えています。

例えば「待機老人」の問題。待機児童は聞いたことがあっても、こちらは聞きなれない方も多いでしょう。ですが実は、待機児童よりはるかに多くの「待機老人」が、老人ホームに入りたくても入れずにいます。

「ならば老人ホームを増やせばいいのではないか?」という話になりそうですが、特別養護老人ホームは政府からの補助金が必要ですので、そんな簡単に増やせるものではありません。また、激務である介護士が常に人手不足という問題もあり、解決には至っていません。

2015年4月から、入居に要介護度「3」が必要となったこともあり、多少数は減りましたが、それでもまだ約36万6千人(註1)が入居できる日を待っています。(待機児童の数は2万6千人(註2)なので、文字通り桁が違います)

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