雑記<建築再生展に行ってきた!>

こんにちは、トクです。

5月30日~6月1日に渡って、東京ビッグサイトで開催された建築のイベント、建築の再生に関わる様々な最先端技術を集めた見本市、「R&R 建築再生展2018」が開催され、31日に行ってきました。今日は当日の様子をレポートしてみたいと思います。

「R&R 建築再生展2018」について


(出典:第23回R&R展 リフォーム&リニュアル 建築再生展 2018

R&R 建築再生展は、将来にリフォーム・メンテナンスなどの再生技術が必要となることを予見して、平成元年にスタートした、30年近い歴史のあるイベントです。

国交省や、住宅金融支援機構、日本建築学会、その他数多くの建築関連団体の後援で開催されてます。(公式サイトによると116団体)

主な展示は、再生技術を持つ企業の、最新製品の紹介でして、大学の建築学部などの学術団体、あるいはNPO法人なども参加してます。

東京ビッグサイトへ

元々、何故このイベントに参加したかといいますと、今回、私は就活で東京に行く機会がありまして、旅費を最大限有効活用したかった、というところがあります(笑)

非常に良いタイミングで開催されたことには感謝するしかありませんでした。


ビッグサイトの象徴、逆三角形。てっきり展示場もここにあると思っていたので戸惑いました。改めて見ると、本当に面白い構造ですよね。


メイン会場に向かいます。来場者は、大混雑という程ではないですが、結構な数来ていました。

展覧会としては写真禁止ではないのですが、ブースによっては写真禁止とのことで、残念ながら全体写真はありません。

大学主催のブースを発見!

ものつくり大学のブースを発見!技能五輪に参加した作品(のレプリカ)の他、学生の研究成果等が展示されてました。ものつくり大学では、座学半分・実習半分で、全員が大工道具一式を購入して、職人としての技術を身に着けされられるのだとか。こんなものが作れるようになるとは、座学十割の身としては羨ましいですね。


(ものつくり大学様には、掲載の許可をいただいたこと、この場を借りてお礼を申し上げます)

他にも、千利休が作った茶室「待庵」の再現プロジェクトですとか、面白いことをされてました。

「減築」の登場にまつわるお話

ブース展示だけでなく、講演会も行われていまして、なかなかユニークな話を聞けました。

例えば、東京理科大学名誉教授 真鍋恒博氏の「住まいのリフォームコンクールから見た住宅リフォームの動向」。コンクールを通じたリフォームの流行り廃りについてお話されてました。

印象に残っているお話が、「減築」に関するエピソードです。減築という言葉が広まったのは、平成18年、第23回のコンクールで国土交通大臣賞を取った作品がきっかけなのだとか。更に言えば、言葉そのものを最初に作ったのは、教授本人なんだとか。

「増築」があるんだから、もっと古くから「減築」があってもいい気がしましたが、そこまで昔からある言葉じゃなかったんですね~。

(後から調べたところ、入賞作品の詳細はリフォネットで確認できました。興味のある方はこちらをどうぞ「第23回住まいのリフォームコンクール 入賞作品 – リフォーム支援ネット 「リフォネット」」[online]https://www.refonet.jp/csm/case/contest_23.html

防水の塗膜の劣化

共同出典しているブースを見学。どうやら、「防水」をメインとした展示の模様。特に目に止まったのは、「屋根から剥がして持ってきた、15年以上経過した防水層の実物」。十分な管理がされずに劣化してしまい、一度剥がして塗り直さなければならなくなった防水層なのだとか。

そのブースにいた技術者の方と、少々話が弾んでしまい、色々と面白いものを見せていただきました。

例えば、先の防水層をマイクロスコープで拡大した断面。劣化にはかなりムラがあり、削れた箇所は本当にゴッソリと削れていました。

端部が薄くなってしまった実物の塗膜。何でも、塗装剤の選択を謝って粘性の足りないものを使用すると、端から垂れてしまって、端の厚みが足りなくなるんだとか。

塗装剤の選択については、一応「こういう製品を使いなさい」と基準を示した、標準仕様書があるのですが、使わない現場もあったのだそうです。(最近は比較的ちゃんとしてきているそうですが)

決まり事ができても、すぐに全体に浸透するわけではない。現場で生きる方の話は「リアル」ですから勉強になります。

配管の更生工事

一番、見応えがあったブースは、配管の更生工事の実演をしていたブースでしょう。なにせ大掛かりでしたし。

更生工事というのは、サビ等で劣化し、コレステロールで狭くなった血管のようになってしまった配管を、ピカピカに研磨して、樹脂等でコーティングし、本来の機能を復活させる工事のことです。

配管の取り替えと違って、安いし、大掛かりな工事が必要ないし、産廃も出ない、とってもエコな工事です。(勿論、極端に劣化した配管や、特殊な形状の配管には対応できなかったりするので万能ではないですが)

実演といっても、本物の配管だと中が見れないので、透明な模型を使用していましたが、流し込んだ廃油の汚れがキレイに落ちていく瞬間は、洗剤のCMを見てるような爽快感がありましたね。

最後に

今日、ご紹介した内容はあくまでもイベントの極一部でして、超速乾性の防水塗料ですとか、リファイニング建築の提案ですとか、既存部分を壊さずに上から被せられる建具ですとか、見どころ満載でした。

来年も是非、訪れたいですね。

イベント概要

R&R建築再生展

主催:建築再生展組織委員会
後援:国土交通省、他115団体
開催時期:
毎年5月~7月のどこかで、
3日間に渡って開催。
開催場所:東京ビッグサイト
〒135-0063
東京都江東区有明3-11-1
入場料:無料(事前登録をした場合。登録が無ければ1000円)

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