研究室の日常4<χ2乗検定ってどんなもの?>

1.論文 Number1(担当:tamu)

χ2乗検定だけ建築で見つけられなかったので都市計画学会の論文から出してます。
枡山和哉「被災中心市街地における被災後の土地の利活用実態と地権者意向に関する研究-石巻市中心市街地を事例として-

研究の背景と目的ですが、東日本大震災において被災地は震災以前より人口減少や少子高齢化といった課題を抱えていたことから、各自治体は「コンパクトなまちづくり」を掲げて復興事業を計画している。だが市街地の再建達成には、急増した空き地などの未利用地の流動化を図りつつ活用策を講じる必要がある。そこで、宮城県石巻市の中心市街地を対象に土地利活用実態についてGIS、統計学的分析、アンケート調査を行い、現状の課題を考察した

χ二乗検定の用いられ方ですが、まずGISによって石巻市市街の土地利用の区分を行ってます。これらの内、震災後の言動のあった建物再建、駐車場新設、整備予定地、未利用地の区分を5つの敷地条件とクロス集計、χ二乗検定を行ってます。そこからさらに、全部の集計で有意水準を満たしたせいで、どれが一番貢献しているかわからなかったため、残差分析を行ってます

2.論文 Number2(担当:mori)

一般歯科臨床における脱落、2次齲蝕の調査 第2報2次齲蝕を併発する要因について
建築とは全く関係ないんですけど、東京の診療施設で脱落を主訴として来院した患者の脱落歯の観察を行って、6割に2次齲蝕(虫歯のこと)が生じたこと、その要因を2×2の表にまとめてχ二乗検定を行ったと

この論文、専門用語の乱舞で何言っているか素人にはわからないな…

これχ二乗検定値をP値に変換していない?

表3とかでもpが出てきますし、書いてないだけでどこかで出してるんじゃないですか?

有意水準が多分0.05なんやな。で、図1の限界値は、これχ二乗検定値で出してるよね

χ二乗検定値が3.8以上なら関係があると捉えていいのかな?

そうみたいですね

今日は要因や相関に絞って、4つやってきましたけど、どうでしたでしょうか?まあ研究対象からして、tokuやmoriは使う機会が普通に有り得るんじゃないかと。逆にyuさんはちょっと使いどころが難しいかも。それではお疲れ様でした

前:交差検証
次:クロス集計

参考

1)Logics of Blue「カイ二乗検定 」、[online]https://logics-of-blue.com/chi-squared-test/
2)桝山 和哉, 姥浦 道生, 苅谷 智大(2016)「被災中心市街地における被災後の土地の利活用実態と地権者意向に関する研究-石巻市中心市街地を事例として」、都市計画論文集51巻3号、pp431-437
3)豊島 義博, 野村 義明, 安田 登(1995)「一般歯科臨床における脱落、2次齲蝕の調査第2報2次齲蝕を併発する要因について」、接着歯学第13巻3号、pp134-142

更新
2018/02/11 タイトル一部変更

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