雑記<コンクリートにどうやって固定する?>

昔からの疑問でした。

「コンクリートに、どうやってモノを固定するのだろう?」

RCの建築で、躯体を作るまではいいのです。そこに間仕切りや配線、配管をどうやって固定するのでしょう?まさか木に釘を打つように、金槌でトントン叩くわけでもあるまいに。

調べてみたら、色々な固定方法があるようでした。今回は、コンクリートへの固定方法について、メモを残してみます。

1.直接ビスか鋲を打ち込む

意外ではありましたが、コンクリートにも専用のビス、釘があり、直接固定することが可能でした。

ビスの場合、まずドリルで穴を開け、吸引器などで穴の中のコンクリート粉を除去。あとはそのままビスをドライバーでネジ止め。ただし、基本的には後述する「プラグ」を利用したほうが、メリットが大きいようです。

釘の場合、専用の釘を金槌でトントン打ち込むのではなく、釘打機でバスンバスンと打ち込みます(木の場合も最近はだいたいそうですが)。

以前、メモした「LGS下地」について、これは初めに「ランナー」と呼ばれる部材を床と天井に設置するのですが、このランナーの固定もそうやってビスか釘を打ち込んで固定されるようです。詳しくは以下のアドレス参照。

参考:技術|スタッド工法 施工要領
http://www.dwall.co.jp/technical/styouryou.html(外部サイト)

2.コンクリートプラグ(カールプラグ)を差し込む

さて、直接固定することも可能とわかったわけですが、色々と問題もあるよう。例えば、一度抜いてしまうと、抜けてしまうと、穴の再利用が不可能であること。また、何度も大きな力が加わる場所だと、徐々に穴が広がって、ある日ポロッと抜けてしまう可能性が否定できない。そもそも、やっぱりコンクリートは木材と比較すると、ビスが向いていない素材。

そこで使用されるのが「コンクリートプラグ

「ビスの周囲だけ、ビスが抜けにくい素材に変えよう」という発想の部品です。

コンクリートプラグについても、こちらに詳しく載ってます。

参考:コンクリートプラグ(カールプラグ)とは&使い方 : モモンハン日記
http://momomhf.doorblog.jp/archives/1638317.html(外部サイト)


コンクリートプラグ写真(出典:上記サイト)

使い方としては、ビスを直接打ち込む場合に一手間加わり、
1.ドリルで穴を開ける
2.吸引器などで粉を除去
3.プラグをハンマーなどで穴に入れる
4.プラグの穴にビスを差し込んで締める

ビスがプラグを圧迫し、プラグがコンクリートを圧迫することでガッチリ固定されます。耐荷重も上昇する模様。また、ビスを抜いても再利用可能など、利点たっぷりです。

聞いた印象だと、直接ビス止めするメリットがあまり見当たりません。手間を省く場合は釘打機で釘を直接打ち込む、ガッチリ固定する場合はプラグを使ってビス止め、の2パターンなのでしょうか?

直接ビス止めするケースはあるのか、大工の方に聞いてみたいところです。

3.GLボンドで接着する

GLボンドとは、石膏系の接着剤です。主に「パネル」を固定するときに使用され、このボンドを使った施工方法は「GL工法」とも呼ばれます。

簡単に言えば、お団子状のボンドを壁にいくつも貼り付けて、そこにそのままボードを直貼りする工法。


GL工法によるボードの貼付け(出典:吉野石膏 | 工法紹介 | GL工法)

コンクリート表面の凹凸の修正(不陸直し)や骨組みが必要ないので、施工がとても簡単な優れた工法です。なんと吹き付けた断熱材の上から貼ることも可能!(結露に弱いなど、いくつか弱点もありますが…)

参考:吉野石膏 | 工法紹介 | GL工法
http://yoshino-gypsum.com/kouhou/gl/index.html

というわけで数多くの現場で使用されている方法のようです。他にも特殊なボンドを使う工法として「UL工法」というものもあるようですが、GLやLGSと比べると、おそらく一般的ではない模様です(統計データがあるわけではないですが、情報があまり集まりませんでした)

まとめ

コンクリートへの固定方法は3種類ある

・直接専用のビスか釘で固定する
・コンクリートプラグを使う
・GLボンドを使う

 

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