書評<「正直不動産」勝手に解説!その3ーローン特約ー>

橋渡しをするのがわれわれの役目です
(「正直不動産3」より)

ユーモラスに「不動産仲介業」の実態を描く漫画、「正直不動産」。コミカルに描く分、用語の解説が少なかったり、素人目にも結構大げさに描写されている部分があると思い、正直不動産に登場した内容を解説するため立ち上げた今回の企画。



媒介契約、敷金返還請求と取り上げてきましたが、3回目は「ローン特約」を取り上げます。本来はサブリースを取り上げる予定だったのですが、こっちが先に書き上がってしまいましたので、予定を変更して更新いたします。

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<雑記>主要構造部の一種以上について行う「過半」の意味するところ

リフォーム工事においては、建築確認申請(以下、確認申請ないし申請)という手続きが必要な工事と、そうでない工事があります。

確認申請は、建物が建築基準法等に定められた基準に適合しているかどうか、チェックする仕組みなのですが、リフォームといっても「照明の交換」とか、「壁紙の張替え」とか、小規模な変化まで役所もいちいちチェックしていられません。

なので、申請が必要かの基準が設けられています。例えば、法律に定める「大規模な修繕」「大規模な模様替え」は確認申請が必要です。(戸建住宅等の4号建築物除く)

何をもって、大規模とするか?
条文には「主要構造部の一種以上について行う過半の修繕・模様替え」とあります。(主要構造部=壁、柱、床、はり、屋根又は階段

ただ、この「過半」の考え方が難しい。
・例えば、外壁全てのサイディングを交換する場合、建物の荷重を支える部分には手をつけていないが、これは壁の過半の修繕か?
・屋根の瓦だけを葺き替える場合は?
・カバー工法により、既存建物の表面に何か付け足す場合は?
・建物を支える壁11箇所のうち、5箇所を除去した場合は?

この判定基準についてメモを残します。 “<雑記>主要構造部の一種以上について行う「過半」の意味するところ” の続きを読む

書評<汚部屋にサヨナラする方法>

住宅、ひいては暮らしを考える上で、インテリアは切っても切れない存在ですよね。素敵な暮らしの実現には素敵な家具がかかせません。実際、著名な建築家の中には、優れた家具デザイナーもいます。


ル・コルビュジエのLC2ソファー(出典:【楽天市場】コルビジェ ラウンジチェア ソファ 1人掛け LC2|リコメン堂)

でも意外なことに、大学の建築学科では、あまりインテリアのことは勉強しませんでした。基本、アカデミックな話が多いので、実生活に近い内容はなかなか。基本的な家具の寸法は習いますし、全くわからないわけではありませんが、結構怖い話です。

ただ、それ以上に勉強しないのが、収納・片付けに関する話。名建築と呼ばれる建築でも、「収納が全く足りなくて、住めば踏み場のない暮らし確定」という住宅は珍しくありません。収納アドバイザーという職業が確立したのも、然もありなんという話です。

今回は、収納・片付けに関して、なまなましいリアルな話を描いた漫画「ダメな自分を認めたら部屋がキレイになりました」を紹介したいと思います。

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雑記<建築再生展に行ってきた!>

こんにちは、トクです。

5月30日~6月1日に渡って、東京ビッグサイトで開催された建築のイベント、建築の再生に関わる様々な最先端技術を集めた見本市、「R&R 建築再生展2018」が開催され、31日に行ってきました。今日は当日の様子をレポートしてみたいと思います。 “雑記<建築再生展に行ってきた!>” の続きを読む

書評<素人でも自力で登記に挑戦してみよう!>

登記というものは、不動産取引に欠かせないアイテムです。

でも不動産取引なんて、普通人生に数えるほどしかしないものですから、関心がないという方が大多数だと思います。

ところで、皆様は「10万円あげるよ」という話には関心がありますか?全く裏がないとして、です。大多数の方が興味津々になるのではないかと思います。

実はこの登記、プロしか扱えないものではなく、素人でも扱えるもので、上手く使えば何十万円か得をすることができる魔法の紙切れなのです。

知識0から登記のやり方を学ぶ本は何冊かあるのですが、今日は私のイチオシである「自分で登記をする会1」をご紹介したいと思います。

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雑記<日本における住宅ストック産業研究の歴史>

こんにちは、お久しぶりです、トクです。

最近コツコツ進めていた研究(というより自分用の調べ物ですが)が完成したので、この場を使って、それを発表したいと思います。

ズバリ私は「日本における住宅ストック産業研究の流れの図化」に成功しました!( ↓ こんなの)

今日はこれを見せびらかすとともに、これを使って、戦後の日本における、ストック社会への転換のためのアプローチについて見てみることとします。 “雑記<日本における住宅ストック産業研究の歴史>” の続きを読む

雑記<中古住宅の引き継がれないアフターサービス>


(c) .foto project

新築住宅の売却時、買った時ついてきた保証とアフターサービスはどうなるのでしょうか?

最近のハウスメーカー住宅では、20年保証、30年保証、中には50年保証と、恐ろしく長ーい期間の保証をつけてくれることが多くなりました。
「新築物件の需要が年々落ち込む中、将来のリフォームを見越してお客様を囲い込んでおかないと、生き残れない」という考えが広まっているのでしょう。

では中古住宅を購入した場合、保証はどうなるのでしょう?調べてみます。
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思いつき考察「ソシャゲの課金と幸福」

2000年代からスマホとともに爆発的に普及し、既存のゲーム市場以上の規模に至ったソーシャルゲーム。通称ソシャゲ。

このソシャゲに一般的に使用されるシステムである「課金」は、金銭の使いみちとしてよく議論の対象になります。

果たして「多額の課金」は良いものと言えるか、幸福の観点から見て、少し面白い考えが思いついたので、記してみます。 “思いつき考察「ソシャゲの課金と幸福」” の続きを読む

研究室の日常7<決定木分析ってどんなもの?>

私の所属する研究室では、2,3週に一度、修士以上の学生で集まって自主的なゼミが開催されています。(目的は、論文を書く時に使うデータ分析等の手法の勉強です)

前回に引き続き、1月に行われたゼミの様子をご紹介します。(3/4)
1月学生ゼミテーマ
1.クロス集計 2.アソシエーション分析
3.決定木分析 4.クラスター分析

学生ゼミシリーズ

第1回:相関分析ってどんなもの?
第2回:回帰分析ってどんなもの?
第3回:交差検証ってどんなもの?
第4回:χ2乗検定ってどんなもの?
第5回:クロス集計ってどんなもの?
第6回:アソシエーション分析ってどんなもの?
第7回:決定木分析ってどんなもの?(今回) “研究室の日常7<決定木分析ってどんなもの?>” の続きを読む

書評<「正直不動産」勝手に解説!その2ー敷金返還請求ー>

相場に比べて安すぎるのは、必ず理由がある
(「正直不動産1」より)

ユーモラスに「不動産仲介業」の実態を描く漫画、「正直不動産」。コミカルに描く分、用語の解説が少なかったり、素人目にも結構大げさに描写されている部分があると思い、正直不動産に登場した内容を解説するため立ち上げた今回の企画。


前回の記事では媒介契約についてお話しましたが、第二回のテーマは、「敷金返還請求」です。

賃貸物件において、退去時に戻ってくるはずの敷金。悪徳オーナーになるとあれこれ理由をつけて返してくれず、トラブルの種になるのですが、例えばどんなトラブルがあるのか?対抗策にはどんなものがあるのでしょうか?考えてみましょう。 “書評<「正直不動産」勝手に解説!その2ー敷金返還請求ー>” の続きを読む