不動産の歴史その1歴史の教科書を見直してみる(~平安時代)

不動産の概念は、古来からあったものではありません。古代においては「人が土地に帰着する」という考えが一般的で、決して線引きして売買するものではありませんでした。

現代でこそ、非常に複雑でややこしい制度(といっても未整備な部分はまだまだありますが)が整えられていますが、どのようして今の形に至ったのでしょうか?

現在私は、海外(米、英、中)との不動産制度との比較を目論んでいるのですが、その前段階としてまず根底にある歴史の調査に取り組んでいます。今回はその成果、「日本の不動産はどうしてこうなったのか?」について、歴史の教科書を見直しながらお話したいと思います。 “不動産の歴史その1歴史の教科書を見直してみる(~平安時代)” の続きを読む

「ツーバイフォーはリフォームできない」は本当か?

今現在、ある種常識となっている説があります。

ツーバイフォーはリフォームできない

ツーバイフォー。1970年代に北米から日本に持ち込まれた構法です。

日本の在来工法とは思想が根本から異なり、
高い強度と、容易な施工から、日本でも数多くの住宅に採用されました。

ところがどういうわけか、ある誤解が、一般居住者から、一部の業界人にまで、広い範囲に広まっている有様です。

日本よりはるかにリフォームが盛んな北米から持ち込まれた(正確には、日本のリフォーム市場が異常に小さい)のに、どうしてこのような誤解が生じたのでしょうか?
これには日本独自の事情がいくつか関わっているのですが、この原因について簡単に考察してみます。

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耐力壁は誰がつくったか?その1耐震理論の成立

耐力壁とは何か?

耐力壁(たいりょくへき/たいりょくかべ)は、地震発生時や台風の来襲時に家が壊れないよう、その力に抵抗する壁のことです。日本の家屋は、この耐力壁の話と切り離すことができず、耐震を考える時はほぼ必ず耐力壁を中心に計画されます。熊本地震(2016)でも、数多くの建物が倒壊し、耐力壁の重要性が改めて認識されるようになりました。
そんな日本の住宅を支えてきた「耐力壁」ですが、一体誰が作ったものなのでしょうか?耐力壁が成立し、世に浸透するまでの歴史について調べてみます。

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