マンガ「匠三代」で学ぶ建築<幼老複合施設編>

老人ホームの抱える問題

人生の終活を考えた時、頭を悩ませることが介護の問題です。

自宅の畳で臨終を迎えることが少なくなった現代、多くの人が老人ホームや病院で最期を迎えています。ところが、この老人ホームは現在数多くの問題を抱えています。

例えば「待機老人」の問題。待機児童は聞いたことがあっても、こちらは聞きなれない方も多いでしょう。ですが実は、待機児童よりはるかに多くの「待機老人」が、老人ホームに入りたくても入れずにいます。

「ならば老人ホームを増やせばいいのではないか?」という話になりそうですが、特別養護老人ホームは政府からの補助金が必要ですので、そんな簡単に増やせるものではありません。また、激務である介護士が常に人手不足という問題もあり、解決には至っていません。

2015年4月から、入居に要介護度「3」が必要となったこともあり、多少数は減りましたが、それでもまだ約36万6千人(註1)が入居できる日を待っています。(待機児童の数は2万6千人(註2)なので、文字通り桁が違います)

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