書評<汚部屋にサヨナラする方法>

住宅、ひいては暮らしを考える上で、インテリアは切っても切れない存在ですよね。素敵な暮らしの実現には素敵な家具がかかせません。実際、著名な建築家の中には、優れた家具デザイナーもいます。


ル・コルビュジエのLC2ソファー(出典:【楽天市場】コルビジェ ラウンジチェア ソファ 1人掛け LC2|リコメン堂)

でも意外なことに、大学の建築学科では、あまりインテリアのことは勉強しませんでした。基本、アカデミックな話が多いので、実生活に近い内容はなかなか。基本的な家具の寸法は習いますし、全くわからないわけではありませんが、結構怖い話です。

ただ、それ以上に勉強しないのが、収納・片付けに関する話。名建築と呼ばれる建築でも、「収納が全く足りなくて、住めば踏み場のない暮らし確定」という住宅は珍しくありません。収納アドバイザーという職業が確立したのも、然もありなんという話です。

今回は、収納・片付けに関して、なまなましいリアルな話を描いた漫画「ダメな自分を認めたら部屋がキレイになりました」を紹介したいと思います。

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書評<素人でも自力で登記に挑戦してみよう!>

登記というものは、不動産取引に欠かせないアイテムです。

でも不動産取引なんて、普通人生に数えるほどしかしないものですから、関心がないという方が大多数だと思います。

ところで、皆様は「10万円あげるよ」という話には関心がありますか?全く裏がないとして、です。大多数の方が興味津々になるのではないかと思います。

実はこの登記、プロしか扱えないものではなく、素人でも扱えるもので、上手く使えば何十万円か得をすることができる魔法の紙切れなのです。

知識0から登記のやり方を学ぶ本は何冊かあるのですが、今日は私のイチオシである「自分で登記をする会1」をご紹介したいと思います。

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書評<「正直不動産」勝手に解説!その1ー媒介契約ー>

千の言葉の中に、真実はたった三つってことだ
(「正直不動産1」より)

私は近頃、建築・不動産のマンガを集めているのですが、先日ユーモラスに「不動産仲介業」の実態を描いているマンガを見つけました。

そのタイトルは、「正直不動産」

家や不動産に手を付ける前に、すべての人に呼んで欲しい一冊です。が、コミカルに描く分、用語の解説が少なかったり、素人目にも結構大げさに描写されている部分があると感じました。

というわけで今回、正直不動産に登場した内容を、勝手に解説してみようと思います。第一回の今回のテーマは「媒介契約」です。

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書評<持ち家が負動産になる世界で生きるには>

 「住宅過剰社会」膨らむツケ 「負動産」にしないために

2018年2月14日、読売新聞に専門家の経済講座としてこのような記事が掲載されました。

著者は東洋大学理工学部教授、野沢千絵氏。日本のスクラップ・アンド・ビルド型の住宅産業を批判し、対策の重要性を訴え続けている人物です。

相続の時、子ども世代はすでに自分たちの家を持っているので、親の家に住むケースは多くない。売りたくとも売れず、荷物が整理できないなどの理由で放置された空き家が都市部、地方を問わず目立っています。
(読売新聞(平成30年2月14日)より抜粋)

こうした空き家を野沢氏は「問題先送り空き家」と呼んでいます。そしてこうした空き家が散財する中、新たな宅地が開発され、インフラの整備、防災対策、公共サービスが必要なエリアが増加していく。そこに多額の税金が無駄に投入されていく。

この現状からどう脱却したらいいのか?本日は野沢氏の著書である「老いる家 崩れる街」について、内容を要約してみようと思います。
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書評<最大限のパフォーマンスを発揮するために>

 多くの優秀な人ひとが、自分にとって大事なことを見分けられなくなっている。理由の一つは、断ることを極端に嫌う世の中の風潮だ。(中略)こうした風潮のせいで、優秀な人は「成功のパラドックス」に陥ることになる。

グレッグ・マキューン著「エッセンシャル思考」は、「如何に時間を有効に使うか?」という問に答えてくれる一冊です。全21章に渡って、そのテクニックを実例を交えて紹介していますが、根底に流れるエッセンスは非常にシンプル。

平易な文体ですが、とても中身の濃い本。建築とは無関係ですが、素敵な一冊として、要約と感想をここに記します。 “書評<最大限のパフォーマンスを発揮するために>” の続きを読む